できる・できないが明確にあるのが乳幼児期です。私たち保育者が「今できること」「今はできないけれど、少し頑張ればできること」をタイミングよく与えてあげることが「できた」に繋がります。一人ひとりの性格や特徴を理解し、適切なおもちゃで遊び込むこと、発達に応じたサポートをすることで、子どもたちの能力を引き出していきます。

できる・できないよりも大切なこと。それは「やってみたい」という気持ちの芽生えです。最後まで遊び込めた満足感、一つのことをやり遂げた達成感を感じられるよう環境を作り、内側から出てくる「やってみたい」の気持ちを大切にします。言われて行動するのではなく、自分の思いをありのまま表現し、行動できるお子さんを育てます。

自分らしく生きるために、私たちは子どもが失敗したときに否定するのではなく、肯定的に捉えて子どもに伝えます。そうすることにより、失敗を前向きに受け入れられるようになりチャレンジする力に繋がります。正解はありません。子どもたちと深く関わりながら、さまざまな面で成⾧を促すことができます。

心に寄り添ってもらった経験を重ねていくことで安心して過ごすことができます。この経験の積み重ねが、自分で考え判断し、行動できる力に繋がると考えています。職員全員が一人ひとりの子どもたちを共通認識しており、子どもだけでなく保護者の方の心にも寄り添い、子育てに伴走し、抱えている悩みを気軽に相談できる場でありたいと思っています。