預けることで見えた成長

預けることで見えた成長

息子が2歳で、約4ヶ月間、こちらの託児所に定期の週1回でお世話になりました。
預け始めた当初は、毎回泣きながらバイバイする息子を見て、本当に大丈夫だろうかと心配ばかりしていました。けれど、先生方からいただく丁寧な報告や、息子が体験したことをいきいきと語る様子から、「この子はここでたくさんのことを吸収しているんだ」と実感するようになり、次第に心から安心して預けられるようになりました。
印象的だったのは、食事にあまり集中できなかった息子が、初登園日からしっかり椅子に座って、お弁当を完食してきたこと。驚きとともに、先生方の丁寧な関わりを感じました。
また、抱っこが大好きで歩くことを嫌がっていた息子が、公園まで先生と手をつないで歩いた日。本人の嬉しそうな報告に、涙が出ました。
そして、先生が「息子くんがどんどん世界を広げていくのが嬉しい反面、私から離れていっちゃってちょっぴり寂しいです」とおっしゃってくださったのも心に残っています。
子どもにまっすぐに向き合い、たっぷりの愛情を注いでくださっているからこその言葉だと思います。
雨の日では室内でトランポリンをしたり、身体をしっかり動かせる工夫もしてくださり、遊びと発達支援のバランスもしっかり考えてくださっているのもとても嬉しかったです。
春からは幼稚園の関係で定期預かりは卒業しましたが、息子の方から「またポルトに行きたい!」というリクエストが続き、今は月に一度、楽しみに通っています。
「自分が休むために預ける」ことへの後ろめたさは、ここでは必要ありませんでした。
むしろ、子どもと少し離れて過ごす時間が、自分自身の心の余白をつくり、また新しい気持ちで向き合える、そんな良い循環が生まれました。
そして何より、「預ける」という選択を通して、息子のたくましさや柔軟さ、想像以上の成長ぶりに気づくことができたのは、何にも代えがたい経験です。
子どもにとっても、大人にとっても、ここで過ごす時間はまさに“最高の習い事”だと感じています。